あなたは支えたいと思う方がいますか?
辛い経験をしている人を支えるというのは
とても難しい事だと思います。
支えると言っても
様々な方法があります。
ここでは「心を支える」
をメインにお伝えします。
私は理学療法士として怪我や病気をされた方と
関わってきました。
何気なく過ごしていた日々が突然壊れる。
そんな方々と関わり合い、
日々を過ごし一緒に考えてきました。
私の経験、知識が大切な方を支える
ほんの一助になれば幸いです。
心を支えるということ
心を支えるためには
自分がどれだけその人を
想っているかを伝える事が重要です。
言葉で心配していることを伝えても
それは辛い思いをしている方には
なかなか伝わりません。
言葉以外にも、あなたの表情、声質、
感覚などからあなたの思いを
伝える事ができます。
また辛い思いをしている原因が必ずあります。
その原因をうまく引き出してあげる事こそ
あなただからできる手段だと感じます。
細かく説明していきますね。
辛い思いをしている状態とは
人には必ず気分の浮き沈みがあります。
楽しい時は気分が弾み、
悲しい時には気分が落ち込む。
浮き沈みの程度は人それぞれですが、
それは環境や経験により
個人差が生まれます。
辛い思いをするというのは、
気分が落ち込む幅が大きいことです。
気分が落ち込んだ時に
身体に支障をきたすのか、
身体に支障をきたした時に気分が落ち込むのか。
どちらも起こり得ますので難しい。
まずは何をしてあげるべきか話しますね。
原因を発見する
大切な人を観察する
長く関わりのある人であれば、
表情や言葉遣いが普段と異なれば
経験測から原因を予想する事ができます。
今日は目を見てくれないな。
なんとなく元気がない気がする。
まずはこのような変化に
気づいてあげることが大切です。
言葉をかけてみる
次に、観察で得られた情報を
質問していきましょう。
初めは「何があったの?」や「どうしたの?」
といったニュアンスで質問をしますが、
その際に「元気ないけど何かあった?」や
「表情が暗いけどどうしたの?」
と観察して得た情報をつけ加える事が
大切になります。
観察した情報をつけ加えることで
「この人は自分のことを見てくれている。」
と言った印象を与える事ができます。
質問に対しての返答が返ってくると思います。
仮に言葉での返答がなくても
それが相手の答えです。
その答えも踏まえて改めて
原因を探っていきましょう。
情報を整理する
次はその情報を整理します。
情報を整理するときは「5W1H」を
心がけるといいです。
「Why」を先に整理する事が大切です。
「問題は一つではない可能性があるから」です。
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