新人理学療法士 悩み

【新人理学療法士さんの悩み解決!】やり抜く力「GRIT」を身につけよう

理学療法士向け


こんにちは!

みなさん、日々の業務お疲れ様です。

ここでほっと一息ついてみませんか?

今みなさんは、
理学療法士がどのような仕事なのか
勉強中であると思います。

周りの先輩や他職種との関わり方など、
様々なことを勉強され、
日々精進していると思います。

もしかしたら、苦手な先輩がいることや
患者様との関わり方などで
悩んでいる方もいるかもしれません。

今回はそのような悩みに直面されている方に、
GRITという概念を踏まえて、お話しします。

GRITとは、
簡単にいうと『やり抜く力』のことを指します。
海外やビジネスシーンでも、
注目を浴びている言葉です。

患者さんを良くする。
そのために勉強に励み、
自分の関わるあいだ、
担当患者さんのことを
考え抜くこととも言えます。

技術も知識も経験も浅い新人でも、
必ずできることはある。

誰に何を言われようと、
自分の目標に向かって進むことを
やめないでください。

では、説明していきますね。

やり抜く力!GRITとは??

GRITとは、
目標に向かって情熱を持ち、
粘り強く努力し続けること。

心理学者アンジェラ・ダックワース氏
によって提唱されました。

才能やIQだけでは
成功できない場面が多く、
継続的な努力が成果に直結すること
研究で明らかになっています。

この概念は、
主に2つの要素で成り立っています。

1情熱
長期的な目標に対して
ブレない関心を持ち続ける
2粘り強さ
困難があっても諦めず
努力し続ける
人は、目標を見失った瞬間に
どう頑張ればいいのか
わからなくなってしまいます。
この2つの要素を持ち続けるためには
明確な目標を持つ必要があります。

理学療法士として目標を持ち続ける

私たちは、患者さんに対して
“長期目標”や“短期目標”を考えますよね

目標を考えるときには
患者さんと話した上で
達成可能な目標を設定します。

このように患者さんにやっていることを
“自分に”やることができれば
目標が明確化し自分の進む道がわかります。

『やり抜く力』GRITを高める方法5選!

明確な目標を持つ

「自分が好きなことに情熱を持てるか。」

おそらく、皆さんが理学療法士を目指すとき
情熱を持って実習や国試に
取り組んできたと思います。

情熱を持って取り組めたのは
“理学療法士になる”という
明確な目標を持っていたから。

明確な目標を持つには
自分のなりたい理学療法士像が
重要となります。

「5年以内に
 プロ野球チームの専属理学療法士になる。」

「3年目までに脳卒中領域の
 学会発表をする」

など、具体的な目標を持ちましょう。

達成可能な目標を
具体的な数字を出して考えることが重要です!

また、目標達成までの期間が長いと
その間に情熱が失われることも。

短期目標(2〜3週間)を設定して
成功を積み上げましょう。

失敗を“成長の機会”と捉える

日本人の多くは
失敗を恐れてしまう傾向にあります。

失敗は嫌な記憶として残すのではなく
成長の機会と捉えるようにしましょう。

失敗には必ず理由があります。

その理由を考え、学ぶことで
成長という名の花を咲かすことができます。

習慣化する

情熱を持っていても
ときにはやりたくない時もあるでしょう。

習慣化していれば
やらないことの方が気持ち悪い感覚になります。

例えば
「毎日1ページ参考書を読む」
「1日1つ、学んだことを患者さんにやってみる」
など、とてつもなく低いレベルから行い
徐々に高いレベルのことをこなしていく

高いレベルのものから行うと、
脳が無意識に拒否反応を起こし、
続かなくなるだけではなく、
その行動に苦手意識を持ってしまい
習慣化しづらくなってしまいます。

仲間づくりをする

同僚や気の合う先輩など
志の高い方と積極的に
コミュニケーションを取りましょう。

自分が挫折しそうになったときも
仲間の存在は大切です。

また

人は思っている以上に
環境に影響されやすいです

情熱のない方がそばにいる環境に
身を置くと、それだけで情熱が削がれてしまいます。

日々の成功を素直に褒める

「やり抜こうとするあまり、情熱を注ぎ込む。
 成功を納めていない自分はまだ未熟だ。」

と自分を追い込んでしまうことがあります。

特に
・真面目な人
・周りに迷惑をかけないようにしよう
 と思っている人
は必要以上に自分に厳しくしてしまいます。

GRITの概念は
目標に向かって情熱を持ち、
粘り強く努力し続けること。

小さな成功でも成功は成功です。
自分が行動したからこそ得た結果
であることを忘れずに
自分で自分を褒めてあげましょう。

自分を褒めてあげることで
目標に向かう活力が湧き
目標に向かって継続することができるのです。

まとめ

GRITとは
目標に向かって情熱を持ち、
粘り強く努力し続けること。

やり抜く力を身につけましょう。

やり抜くためのポイントは5つ!

⚪︎明確な目標を持つ
⚪︎失敗を“成長の機会”と捉える
⚪︎習慣化する
⚪︎仲間づくりをする
⚪︎日々の成功を素直に褒める
理学療法士は
いかに患者さんのことを考えて
行動できるかが大切です。
患者さんのために考えることは
自分のスキルアップにもつながります。
患者さんは人生の先輩であることが多い。
先輩の胸を借りながら、自分の目標に向かって
やり抜いていきましょう!

参考文献

⚪︎GRIT やり抜く力  :アンジェラ・ダックワース著

⚪︎Gritを伸ばす要因の検討
ー興味の一貫性と努力の粘り強さに着目してー
小助川 瑠 偉

 

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