海外男性の間では
「精子の質を改善するためのダイエット」
が流行っているのはご存知ですか?
近年、アメリカのハーバード大学や
デンマークのコペンハーゲン大学が
発表した研究で、
“一時的なダイエットで
精子の質を高めることができる”
と発表されたのです!
精子の質を高めることで
産まれてくる子どもが
病気になりづらく健康的になると
言われています!
これらは“DOHaD仮説(ドーハッド仮説)“に
基づく考え方とされています。
赤ちゃんがお腹の中にいるときや
産まれてからの栄養、環境が
その子の一生の生活習慣病のリスクに
深く関わっているという考え方です。
これらのリスクが減るという研究結果が出たのです!
スゴくないですか!?

男性の活躍の場はあまりありませんでした。
精子の質を改善することで
我が子に良い影響を与えられるなら、と
海外パパたちは
奮闘しているというわけです。
どのような良い影響をもたらすのか。
BMIが正常値の方でも、
食生活改善や運動習慣をつけることで
精子の質をあげることができます。
DOHaD(ドーハッド)仮説とは?
Developmental Origins Health and Disease
(発達期の健康と疾患の起源)仮説の略です。
お腹の中にいるときの栄養不足やストレスが
将来の生活習慣病のリスクを高めてしまうことが
研究でわかっています。
お腹の中の子は、
母親の情報をもとに
「自分はどんな世界に産まれるのだろう。」
と予測して成長します。
栄養不足であると
「産まれてからはこのくらいのエネルギーでいいんだ。」
と予測してしまい、
実際に産まれると
それ以上の栄養を摂取することになる。
結果的に肥満になりやすくなってしまいます。
これはお腹の中にいた頃に感じた
ストレスなども同様です。
しかし
コペンハーゲン大学や
ハーバード大学が発表した研究では
“母親だけでなく、父親の健康状態
特に精子の質”も
子に影響を与えることが分かってきました。
つまり、
「産まれる前から健康は作られている」というのが
DOHaD仮説の本質となります。
一時的なダイエットの方法は?
研究で示された効果的な方法は
からだの中の損傷を
修復することができる食事を行うことで肥満解消。
肥満が解消されてくると
ホルモンバランスが改善していきます。
(テストステロンをはじめとする性ホルモン中心に)
結果的に
精巣の機能改善、精子の質向上に
つながると考えられています。
食事改善をメインにお話ししましたが、
有酸素運動、適度な筋トレは
テストステロンを向上します。
ウォーキングやランニング、スクワットなどの
運動を行い、テストステロンを向上しましょう!
どれくらい痩せればいいの?
目安は体重の10〜15%減量。
例えば、100kgの方であれば
10〜15kg減量すると
精子の質が改善するとされています。
15%以上減量すると
効果が持続し精子の質以外にも
パパの健康面も改善されてきます。
太ってないんだけど、、。精子の質は改善できないの?
BMIが正常値(18.5〜24.9)の方でも
食事・ライフスタイルの改善を行うことで
精子の質が向上します。
「体重を落とすこと」
が目的ではなく
「からだの中を変える」
のが目的となります。
・ジャンクフードを食べる回数を減らす
・亜鉛、ビタミンC、Eの摂取❷糖質の摂りすぎ注意
・甘いもの、味の濃いものを控える
・16時間断食で食事のリズムを整える
※16時間断食とは、夜と朝ごはんの間を
16時間空けること
・ウォーキングやランニング、スクワット
・7〜8時間睡眠
精子の質を向上していきましょう。
まとめ
今まで男性は
母親のストレスを減らすことや
からだの負担を減らすなど
間接的にできることを一生懸命やってきました。
この研究から
“ダイエット、生活習慣の改善という男性の努力が、
子のからだに強く影響し、
子のからだを作り上げることができる”
ことがわかり、直接的にできることが増えました。
自分のためだけではない。
未来のために。
自分のからだを考えるきっかけに
なればと思います。
コメントお待ちしております。
⚪︎肥満、糖尿病、心臓病などの
病気になるリスク
⚪︎精神疾患になるリスク